万葉の小路

日本庭園を抜けていくとその奥には、全長約280mの万葉の小路が広がっています。
万葉の小路のスタート地点には、「万葉の小路の歌碑について」の掲示板があり万葉の小路に建てられている歌碑の説明が書かれています。
この万葉の小路には、和歌浦や玉津島にゆかりのある5つの歌碑が建てられています。

万葉の小路1

掲示板を抜け先に進んでいくとこのような石造りの小路が2本、片男波公園の先端まで続いています。デコボコのない造りになっているので歩きやすい小路です。この小路を歩いていくと5つの歌碑を見ることができます。

万葉の小路2

万葉の小路を歩きだして直ぐ右手に最初の歌碑が見えてきます。
最初の歌碑には、
   『衣手の 真若の浦の 真砂子地 間無く時無し わが恋ふらくは』
                              の歌が刻まれています。

万葉の小路3

それぞれの歌碑には、このような歌意を書いたプレートが横に建てられています。

万葉の小路10

二番目の歌碑は、
   『玉津島 よく見ていませ あをによし 平城なる人の 待ち問はばいかに』
   『玉津島 見てし善けくも われは無し 都に行きて 恋ひまく思へば』
                              の二つの歌が刻まれてます。

万葉の小路4

万葉の小路11

全長280mの万葉の小路は、小路と小川が交叉するように作られていて、交叉する場所には写真の右の方に見えるような石橋もあったりします。

万葉の小路5

万葉の小路のほぼ中間点にある三番目の歌碑には、
   『名草山、言にしありけり わが恋の 千重の一重も 慰めなくに』
                              の歌が刻まれています。

万葉の小路6

万葉の小路12

四番目の歌碑には、
   『若の浦に 袖さへ濡れて 忘貝 拾へど妹は 忘らえなくに』
                              の歌が刻まれています。
 ここまで来ると終点はもう直ぐです。

万葉の小路7

万葉の小路13

万葉の小路の終点、片男波公園の先端にある五番目、最後の歌碑には、
   『若の浦に 白波立ちて 沖つ風 寒き暮は 倭し思ほゆ』
                              の歌が刻まれています。

万葉の小路8

万葉の小路14

そして万葉鶴をイメージしたモニュメントが出迎えてくれます。干潮時にこの角度で、万葉鶴のモニュメントを見ると
『若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る』
の情景が浮かんで来るようです。

万葉の小路9
日本庭園へ<< >>片男波海水浴場へ

▼▽和歌山の宿をお探しなら▽▼

【じゃらん】国内15,000軒の宿をネットで予約OK!5%ポイント還元!

サイトメニュー

和歌浦・片男波公園ガイドは、特定の施設・団体とは関係のない個人が運営しています。

当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商品販売を固く禁じます。

Copyright (C) 2007-2010 和歌浦・片男波公園ガイド. All Rights Reserved.