日本庭園を抜けていくとその奥には、全長約280mの万葉の小路が広がっています。
万葉の小路のスタート地点には、「万葉の小路の歌碑について」の掲示板があり万葉の小路に建てられている歌碑の説明が書かれています。
この万葉の小路には、和歌浦や玉津島にゆかりのある5つの歌碑が建てられています。
掲示板を抜け先に進んでいくとこのような石造りの小路が2本、片男波公園の先端まで続いています。デコボコのない造りになっているので歩きやすい小路です。この小路を歩いていくと5つの歌碑を見ることができます。
万葉の小路を歩きだして直ぐ右手に最初の歌碑が見えてきます。
最初の歌碑には、
『衣手の 真若の浦の 真砂子地 間無く時無し わが恋ふらくは』
の歌が刻まれています。
それぞれの歌碑には、このような歌意を書いたプレートが横に建てられています。
二番目の歌碑は、
『玉津島 よく見ていませ あをによし 平城なる人の 待ち問はばいかに』
『玉津島 見てし善けくも われは無し 都に行きて 恋ひまく思へば』
の二つの歌が刻まれてます。
全長280mの万葉の小路は、小路と小川が交叉するように作られていて、交叉する場所には写真の右の方に見えるような石橋もあったりします。
万葉の小路のほぼ中間点にある三番目の歌碑には、
『名草山、言にしありけり わが恋の 千重の一重も 慰めなくに』
の歌が刻まれています。
四番目の歌碑には、
『若の浦に 袖さへ濡れて 忘貝 拾へど妹は 忘らえなくに』
の歌が刻まれています。
ここまで来ると終点はもう直ぐです。
万葉の小路の終点、片男波公園の先端にある五番目、最後の歌碑には、
『若の浦に 白波立ちて 沖つ風 寒き暮は 倭し思ほゆ』
の歌が刻まれています。
そして万葉鶴をイメージしたモニュメントが出迎えてくれます。干潮時にこの角度で、万葉鶴のモニュメントを見ると
『若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る』
の情景が浮かんで来るようです。
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